コウセイオリーヴ（2013年生、母フラワーフェアリー）

コウセイオリーヴ（2013年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋植物名」。毛色は鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時21歳）と交配したフラワーフェアリーが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はイワミ牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2016年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

10月25日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた2戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったスイートメロディーに詰め切れず、約10馬身差の2着となった。

3歳（2016年）

1月10日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマジカルウインドを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

2月27日、中6週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のデイジー賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい6着に終わった。

11月24日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた10戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、マルチウイン特別（浦和ダート1400m 雪/不良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

12月3日、連闘で迎えた11戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

4歳（2017年）

2月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

3月5日、連闘で迎えた13戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。