マチカネヤマホウシ（1992年生、母エリモノーブル）

マチカネヤマホウシ（1992年5月10日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時5歳）と交配したエリモノーブルが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地12戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

武田博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

12月10日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

4歳（1996年）

4月27日、約17か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したスターバックにクビ差届かず2着となった。

5月4日、連闘で迎えた3戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

6月16日、中5週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野清章騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で上野清章騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハウスオンマインドを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

7月14日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で上野清章騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

5歳（1997年）

7月5日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

8月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、菅谷正巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた10戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月21日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。