スウィフトレイド（2013年生、母スウィフトテンパー）

スウィフトレイド（2013年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「迅速な奇襲攻撃」。毛色は栗毛。種牡馬のSmart Strike（当時21歳）と交配したスウィフトテンパーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2019年の市川ステークス(3勝クラス)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額6,000万円（150万×40口）で一口馬主が募集された。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

10月17日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は486kg。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

3歳（2016年）

3月20日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

4月17日、中3週で迎えた3戦目は、T.ベリー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るロードゼフィールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は8馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月2日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のロードシャリオをクビ差振り切って久しぶりの実戦をモノにした。

10月30日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、3歳以上1000万下の三峰山特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

4歳（2017年）

1月5日、中9週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るエネスクを驚異的な末脚で半馬身差し切って3勝目をつかんだ。

3月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上はA.シュタルケ騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上1600万下の下総ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でA.シュタルケ騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

8月6日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、K.ティータン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のメイショウエイコウをクビ差振り切って勝利をモノにする

10月7日、中8週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた10戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の平城京ステークス（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5歳（2018年）

4月14日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の下総ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

5月20日、中4週で迎えた12戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

7月14日、中7週で迎えた13戦目は、3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

6歳（2019年）

3月2日、約7か月半の休み明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の上総ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月20日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの安達太良ステークス（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

12月1日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上3勝クラスの市川ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線に入ると、前で粘るレッドフレイを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って久方ぶりの実戦を制した。

7歳（2020年）

3月8日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、総武ステークス（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。