コスモスパロウ（2005年生、母ラッキームスメ）

コスモスパロウ（2005年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋映画の登場人物名」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時12歳）と交配したラッキームスメが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は佐々木牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、佐々木牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場され、ビッグレッドファームによって525万円で落札された。

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

11月11日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は468kg。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3歳（2008年）

1月13日、中2週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

3月1日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

3月29日、中3週で迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウジャイロを鮮やかな末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

4月19日、中2週で迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山藤賞（中山芝2000m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

5月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したアリゾナアベニューにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月8日、中4週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月28日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

4歳（2009年）

7月19日、約9か月半の休養明けで迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り雨/重）に出走。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた13戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の萬代橋特別（新潟芝2200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい15着に終わった。