プリサイスファイン（2009年生、母カフェショコラ）

プリサイスファイン（2009年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「的確な＋冠名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時12歳）と交配したカフェショコラが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、シンボリ牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、井山登によって1,575万円で落札された。

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

7月10日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、ニシノカチヅクシに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月24日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコスモユキシマキに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

8月7日、中1週で迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

12月4日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

3歳（2012年）

1月9日、中4週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

3月10日、中5週で迎えた7戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。

8月11日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

11月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。