ニュクス（2020年生、母ペキンドール）

経歴

デビュー前

1歳のとき、荒木貴宏から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、荒木貴宏から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、阿部憲三によって220万円で落札された。

2歳（2022年）

8月23日、デビュー戦は野沢憲彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のハイビスカスデビュー（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は410kg。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったスーパーファルコンに詰め切れず、8馬身差の2着に敗れた。

9月26日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

10月25日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

11月28日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた4戦目は、臼井健太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

3歳（2023年）

3月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で臼井健太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

4月11日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で臼井健太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で臼井健太郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

6月2日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦の浦和800ラウンド（浦和ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で臼井健太郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた9戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

6月29日、連闘で迎えた10戦目は、3歳戦の浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は臼井健太郎騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

7月21日、中2週で迎えた11戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のウォーターメロン賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月7日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は臼井健太郎騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた13戦目は、中島良美騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた14戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中島良美騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着を確保した。

10月11日、中1週で迎えた15戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の切通賞（川崎ダート900m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

10月17日、連闘で迎えた16戦目は、3歳戦の浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のパクパクをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。