ワカツキ（2001年生、母クインズクラウン）

ワカツキ（2001年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「『小桜姫物語』の小桜姫の愛馬名より」。毛色は栗毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時8歳）と交配したクインズクラウンが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はハシモトファーム。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方6戦0勝。

経歴

デビュー前

浅野洋一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

7月12日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は442kg。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

3歳（2004年）

5月5日、約9か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳オープンの皐月特別（高崎ダート1500m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田辺裕信騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた6戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

8月8日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず16着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

9月5日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（6戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（7戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったモンプランスを半馬身捉え切れず2着となった。

10月3日、連闘で迎えた11戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（8戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着に入った。

11月23日、中6週で迎えた12戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に敗れた。

12月20日、中3週で迎えた13戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

4歳（2005年）

5月20日、約5か月の休養明けで迎えた14戦目は、内田竹彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

6月5日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の一般C1八 C2三（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月12日、連闘で迎えた16戦目は、パール特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。