フミノキングダム（2000年生、母フミノアモール）

フミノキングダム（2000年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王国」。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時17歳）と交配したフミノアモールが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）齊藤英牧場。戦績は、中央平地15戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年の紫野特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

1月25日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

3月16日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したシロキタガデスを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月11日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のビッグミサイルに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

7月6日、中5週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本田優騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で本田優騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で本田優騎手（7戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマヤノタイフーンに4馬身の差をつけて2勝目を手にした。

4歳（2004年）

3月6日、約7か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の中京スポーツ杯（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で本田優騎手（8戦2勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の名鉄杯（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で本田優騎手（9戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた11戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下のコダマメモリアル（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の紫野特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（10戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のチャーミングクリスをクビ差振り切って3勝目を手に入れた。

5月22日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1600万下のエメラルドステークス（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（11戦3勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

6月13日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の関ケ原ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（12戦3勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったイケハヤブサに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月10日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（13戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したワイルドスナイパーを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。