ファイトタイクーン（2000年生、母ファイトカオリ）

ファイトタイクーン（2000年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父の名から」。毛色は鹿毛。種牡馬のラストタイクーン（当時17歳）と交配したファイトカオリが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）細道牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方27戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の3歳A3。

経歴

デビュー前

中尾謙太郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

6月14日、デビュー戦は小林慎一郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

6月28日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

9月2日、中8週で迎えた3戦目は、藤川洋一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るイブニングドレスを上がり2位の末脚でアタマ差だけ差し切って初白星を挙げた。

9月14日、中1週で迎えた4戦目は、3歳B1（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤川洋一郎騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のねむの木賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤川洋一郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた6戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で藤川洋一郎騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るクィンオブハピネスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目をマークした。

10月21日、連闘で迎えた7戦目は、一般C3-7（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で藤川洋一郎騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシルクボナンザを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

11月9日、中2週で迎えた8戦目は、一般C3-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で藤川洋一郎騎手（5戦3勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

11月18日、連闘で迎えた9戦目は、一般C3-6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤川洋一郎騎手（6戦3勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた10戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、金沢競馬場売店組合大場売店特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は藤川洋一郎騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったリンクスプリントに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月29日、連闘で迎えた12戦目は、一般C3-5（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤川洋一郎騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメジロホームズに1馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

4歳（2004年）

3月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、一般B3-3（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた14戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は藤川洋一郎騎手（9戦4勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2-5（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤川洋一郎騎手（10戦4勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた17戦目は、一般C2-6（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤川洋一郎騎手（11戦4勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったテンノヒーロにねじ伏せられてアタマ差の2着となった。

6月29日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤川洋一郎騎手（12戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2-5（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で藤川洋一郎騎手（13戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤川洋一郎騎手（14戦4勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた21戦目は、片岡奈帆さん卒業記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤川洋一郎騎手（15戦4勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエムティチャーミーを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

8月23日、中1週で迎えた22戦目は、一般B3-3（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で藤川洋一郎騎手（16戦4勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた23戦目は、一般B3-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤川洋一郎騎手（17戦4勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はキクノテイオーと並んで1着同着となった。

9月27日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で藤川洋一郎騎手（18戦5勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた25戦目は、（株）三崎ストアー賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で藤川洋一郎騎手（19戦5勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で藤川洋一郎騎手（20戦5勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

11月8日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3-3（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は松戸政也騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

12月6日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1-4（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。