タカブルーム（1995年生、母タカノアイ）

タカブルーム（1995年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスリルシヨー（当時12歳）と交配したタカノアイが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は帰山政司。戦績は、中央平地4戦0勝、中央障害15戦0勝2着1回、地方22戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は1999年の夜長月特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

寺田新太郎厩舎（大井）へ入厩。

3歳（1998年）

12月4日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。馬体重は479kg。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のユタカフジに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月24日、中2週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

4歳（1999年）

5月29日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、一般C3四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

6月8日、中0週で迎えた4戦目は、一般C3三四（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったダンディオーカンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月26日、中2週で迎えた5戦目は、一般C3二三（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリンドニコニコに半馬身届かず2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた6戦目は、澤佳宏騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るハナホワイティを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月25日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2八九十（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したミヤギグロリーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るハシノウインザーを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月19日、連闘で迎えた10戦目は、夜長月特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（8戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るグローリーウイングを驚異的な末脚で3/4馬身差し切って1着ゴールを果たした。

10月10日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（9戦3勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り続けて、最後は2着のカブトオーカンをクビ差振り切って優勝

11月12日、中4週で迎えた12戦目は、一般B3四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（10戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンノアボーイを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月29日、中1週で迎えた13戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（11戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた14戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（12戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフォージドマーキスを豪脚で3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

5歳（2000年）

5月8日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、カシオペア賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は澤佳宏騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

6月5日、中3週で迎えた16戦目は、パール賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で澤佳宏騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた17戦目は、ゲンマ賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で澤佳宏騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた18戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、アンタレス賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた19戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、ムーンビーチ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた20戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場直之騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた21戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場直之騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた22戦目は、セプテンバー賞（大井ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で的場直之騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

6歳（2001年）

2月10日、約5か月の休養明けで迎えた23戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の大島特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場なく15着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の千葉日報杯（中山芝1600m 外回り雪/不良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

5月19日、中6週で迎えた26戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の相模特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

9月2日、約3か月半の休養明けで迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で宗像徹騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月11日、中5週で迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で宗像徹騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で宗像徹騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

7歳（2002年）

1月19日、中6週で迎えた31戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。4着を確保した。

2月9日、中2週で迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は宗像徹騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は古川寛和騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた34戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた35戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルタカハゴロモから2馬身半差の2着となった。

7月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた36戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた37戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。鞍上は古川寛和騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。12着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた38戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8歳（2003年）

9月13日、約13か月の休養明けで迎えた39戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた40戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月23日、中6週で迎えた41戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。