エーデルメイシュ（2013年生、母タニノハイクレア）

エーデルメイシュ（2013年1月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「気品のある女の子（オランダ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時6歳）と交配したタニノハイクレアが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地11戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2017年の赤倉特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、岡田スタッドから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、有馬博文によって1,260万円で落札された。

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額1,400万円（35万×40口）で一口馬主が募集された。

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

1月23日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったシフォンカールにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

2月7日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

4月10日、中8週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた4戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジュントップヒトミに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

8月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に49kgの軽斤量で出走。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた6戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

10月22日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

4歳（2017年）

2月19日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長岡禎仁騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

2月25日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長岡禎仁騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のアグネスザルーツに2馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

5月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のオブリゲーションに3馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。