スワーヴアトス（2015年生、母レッドシャンデル）

スワーヴアトス（2015年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋物語の登場人物名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時7歳）と交配したレッドシャンデルが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はスマイルファーム。主な勝ち鞍は2020年のにぎわい都市新宿賞(一般C2十一十二十三)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、スマイルファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

渡辺和雄厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2018年）

12月27日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、3歳戦の角成ると馬賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は483kg。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2019年）

1月21日、中3週で迎えた2戦目は、一般C3十十一（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったナイトメアにねじ伏せられて7馬身差の2着に敗北した。

3月4日、中5週で迎えた3戦目は、一般C3十一（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、勝ったトリックコンボに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月22日、中6週で迎えた4戦目は、一般C3七八（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したディープフォレストに半馬身届かず2着に敗北した。

5月20日、中3週で迎えた5戦目は、一般C3七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のホクソウランをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

6月6日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2十十一十二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天与の勝負根性で諦めることなく走り切ったが、4着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた8戦目は、オフトひたちなか賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で矢野貴之騎手（7戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた9戦目は、アメリカウォーターメロン賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で矢野貴之騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウエノマルシスターをクビ差振り切って制した。

8月25日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で矢野貴之騎手（9戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るサツキブライドをクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

9月18日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2四五六（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で矢野貴之騎手（10戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

5歳（2020年）

4月27日、約7か月半の休み明けで迎えた12戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で矢野貴之騎手（11戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったリコーヴァーヴィルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月19日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2七八（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で矢野貴之騎手（12戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2五六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で矢野貴之騎手（13戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2七八（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で矢野貴之騎手（14戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

8月1日、中5週で迎えた16戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で矢野貴之騎手（15戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3一二三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で矢野貴之騎手（16戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は18戦連続で矢野貴之騎手（17戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた19戦目は、にぎわい都市新宿賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で矢野貴之騎手（18戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のミカードに1馬身の差をつけて優勝

11月4日、中3週で迎えた20戦目は、大木天翔騎手を鞍上に迎えて、SPAT4×JBC2021賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

2020年11月10日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。