フリージアスター（2015年生、母バウンシーチューン）

フリージアスター（2015年2月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「本馬の誕生日の２月の誕生花（花言葉は『期待』）＋星。期待の星」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時14歳）と交配したバウンシーチューンが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2020年の松竹梅賞(C2 19)。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額2,000万円（10万×200口）で一口馬主が募集された。

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

3月25日、デビュー戦は服部寿希騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は402kg。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では速い脚を使えず16着に終わった。

7月7日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1600m 曇/重）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず12着に終わった。

9月1日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

10月8日、中4週で迎えた4戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 32（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

10月14日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた5戦目は、3歳以上C2 37（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず3着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2 27（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2-30（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、ワンダーマジョリテに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

12月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2 44（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田中直人騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では稲妻のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2019年）

1月3日、中0週で迎えた10戦目は、4歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中直人騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフレッチャロードに8馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月5日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で田中直人騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したメイショウオオウミにアタマ差届かず2着に惜敗した。

2月19日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で田中直人騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウカグヤマを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って2勝目を掴み取った。

3月31日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で田中直人騎手（9戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

4月27日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で田中直人騎手（10戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したピネローロを差し切れず、2馬身差の2着となった。

5月25日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で田中直人騎手（11戦2勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に敗れた。

6月23日、中3週で迎えた16戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた17戦目は、いて座特選（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は田中直人騎手（12戦2勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

11月2日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（13戦2勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（14戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C2 17（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（15戦2勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C2 32（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（16戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

5歳（2020年）

1月4日、中1週で迎えた22戦目は、松竹梅賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中直人騎手（17戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るサーチライトを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って優勝

2月2日、中3週で迎えた23戦目は、オッズパーク杯（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で田中直人騎手（18戦3勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた24戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

5月16日、約3か月の休み明けで迎えた25戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は田中直人騎手（19戦3勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は児島真二騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったアポロノワキザシに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

6月14日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は田中直人騎手（20戦3勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（21戦3勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた29戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、さがけいば最終レースは19時台（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

8月12日、中4週で迎えた30戦目は、さがけいば最終レースは19時台（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は田中直人騎手（22戦3勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。