ディープハーモニー（2017年生、母ユキノヴィーナス）

ディープハーモニー（2017年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+調和」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時7歳）と交配したユキノヴィーナスが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前田牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、深見敏男によって1,620万円で落札された。

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

7月21日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

8月17日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

9月22日、中4週で迎えた3戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったセイシェルノユウヒに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

10月20日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で三津谷隼人騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた7戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘魂で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のバビットをアタマ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（2020年）

1月5日、中2週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラスの福寿草特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦1勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

2月15日、中5週で迎えた9戦目は、3歳1勝クラスのあすなろ賞（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田翼騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて12着に終わった。

3月29日、中5週で迎えた10戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの大寒桜賞（中京芝2200m 晴/重）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

4歳（2021年）

2月14日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた11戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた12戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、緩いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた13戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

4月25日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラスの尖閣湾特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで止まることなく走り抜いたが、ヤマニンマヒアに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月16日、中2週で迎えた15戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの春日山特別（新潟芝2000m 外回り雨/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた17戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のルージュグラースに2馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

6月27日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの舞子特別（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

10月2日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で角田大和騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

12月25日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのクリスマスカップ（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

5歳（2022年）

2月5日、中5週で迎えた21戦目は、4歳以上2勝クラスの玄海特別（小倉芝1800m 雪/良）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラスの八代特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラスの恋路ケ浜特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて13着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上2勝クラスの熊野特別（中京芝2200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

5月14日、中6週で迎えた25戦目は、4歳以上2勝クラスの胎内川特別（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で泉谷楓真騎手（6戦0勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて13着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上2勝クラスの中京スポニチ賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は角田大和騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

2022年6月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。