ヴィーナスタイア（2004年生、母ビートロング）

ヴィーナスタイア（2004年4月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ヴィーナスの髪飾り」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のペンタイア（当時12歳）と交配したビートロングが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は田辺静一。戦績は、中央平地1戦0勝、地方17戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は2008年の一般C23。

経歴

デビュー前

西橋豊治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

12月10日、デビュー戦は上野翔騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は432kg。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

4歳（2008年）

3月3日、約15か月の休み明けで迎えた2戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C33（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた3戦目は、一般C30（名古屋ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた4戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた5戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったセリーヌローズに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月5日、連闘で迎えた6戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C29（名古屋ダート1300m 雨/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた7戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴッドテンユウに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月4日、中1週で迎えた8戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の一般C21（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（6戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、勝ったマリリンショットにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

6月25日、連闘で迎えた10戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたユウサンダーボルト決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月14日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（8戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したマルサンサプライズを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

8月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（9戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた13戦目は、一般C18（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宇都英樹騎手（10戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したグレンゼマイスターを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

11月19日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月19日、中3週で迎えた15戦目は、竹田吉秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のなごやの米・陽娘カップ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2009年）

1月1日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の一般C14（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹田吉秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

1月14日、中1週で迎えた17戦目は、一般C19（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹田吉秀騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた18戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は友森翔太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。