オンワードジェリカ（1987年生、母エールオンワード）

オンワードジェリカ（1987年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラシンゲキ（当時10歳）と交配したエールオンワードが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地25戦1勝。主な勝ち鞍は1990年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

8月12日、デビュー戦は出口隆義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた2戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた3戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

12月17日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、東田幸男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

3歳（1990年）

1月7日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東田幸男騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で東田幸男騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

1月28日、連闘で迎えた7戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

3月25日、連闘で迎えた11戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で本田優騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

4月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、最後はヨシノラッキーと並んで5着同着となった。

5月12日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で上籠勝仁騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた15戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月16日、中1週で迎えた16戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は村山明騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

7月29日、連闘で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで頑張り、最後はシンサーザンと並んで3着同着となった。

8月11日、中1週で迎えた20戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のアーティストレディに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月26日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は村山明騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

10月6日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、須崎昇騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1000m 小雨/良）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた24戦目は、音無秀孝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の土湯特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は東田幸男騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。