クロスハンド（2007年生、母ボンボニエラ）

クロスハンド（2007年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「腕を交差させての乾杯」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時19歳）と交配したボンボニエラが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は荒谷輝和。戦績は、中央平地3戦0勝、地方9戦2勝。主な勝ち鞍は2010年の一般C17。

経歴

デビュー前

1歳のとき、荒谷英俊から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、宮坂五十四によって420万円で落札された。

二本柳俊一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

12月20日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

3歳（2010年）

1月28日、中5週で迎えた2戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のウインターフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

3月16日、中6週で迎えた3戦目は、3歳戦のフォーチュネイトパンジー特別（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

7月28日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトクローバー特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

8月25日、中3週で迎えた5戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマイヤ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた6戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

12月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、岩手のアイドル・ふじポン賞（荒尾ダート950m 曇/重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカルナデシコに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月23日、連闘で迎えた8戦目は、一般C12（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月31日、連闘で迎えた9戦目は、佐藤智久騎手を鞍上に迎えて、一般C17（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のカシノセバスチャンに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2011年）

1月15日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 雪/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4月17日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

5月31日、中5週で迎えた12戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、マルチステッキ特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。