ジェイドマジック（1994年生、母フローラルマジック）

ジェイドマジック（1994年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時7歳）と交配したフローラルマジックが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は佐々木牧場。戦績は、中央平地16戦2勝。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

後藤由之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

12月7日、デビュー戦は坂本勝美騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は422kg。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

3歳（1997年）

1月7日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で坂本勝美騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

4月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、津留千彰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月20日、中1週で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のミルコスモスに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

6月8日、中6週で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は津留千彰騎手（1戦0勝）。17頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

8月16日、中9週で迎えた7戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のハルカジョウを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

9月6日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の阿寒湖特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

4歳（1998年）

1月25日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で青木芳之騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

3月8日、中5週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

4月5日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

6月7日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の湘南特別（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は青木芳之騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く最後はアフタービートと並んで9着同着となった。

7月19日、中5週で迎えた13戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

12月27日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

5歳（1999年）

1月17日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

2月20日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は青木芳之騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。