エバープリンス（2003年生、母スウィートステップ）

エバープリンス（2003年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「永遠の王子」。毛色は鹿毛。種牡馬のエルコンドルパサー（当時8歳）と交配したスウィートステップが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）飛野牧場。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

1月7日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はバテてしまい8着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたケントルネード決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3月4日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のグランプリゲイトに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月19日、約8か月の休み明けで迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 小雨/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。