トーセンプリンス（1998年生、母ケイジーイグザーベランス）

トーセンプリンス（1998年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のラムタラ（当時6歳）と交配したケイジーイグザーベランスが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

稗田研二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

12月9日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したダイワアルプスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

3歳（2001年）

1月13日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線に入ると、前で粘るダンスノワールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月18日、中4週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

10月21日、約8か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた7戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

4歳（2002年）

11月16日、約12か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた10戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

5歳（2003年）

4月12日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた12戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月24日、中2週で迎えた13戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた14戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では速い脚を使えず16着に終わった。

7月12日、中4週で迎えた15戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

7月27日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で平沢健治騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。