サウスバンク（2022年生、母パッションローズ）

サウスバンク（2022年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ロンドンのテムズ川南岸の地域の名前」。毛色は鹿毛。種牡馬のグレーターロンドン（当時10歳）と交配したパッションローズが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。2025年の葵ステークス(G3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

吉岡辰弥厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

10月20日、デビュー戦は西塚洸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。17頭立ての1番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のワイドクリーガーに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

12月7日、中6週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のカンシンをクビ差振り切って2勝目を奪取した。

3歳（2025年）

2月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は西塚洸二騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた5戦目は、3歳G3の葵ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で西塚洸二騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、4着を確保した。

8月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの知多特別（中京芝1200m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のジュンヴァンケットに1馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

11月23日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上3勝クラスの醍醐ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、アンクルクロスにハナ差交わされて2着に甘んじた。