ナスノセイリュウ（1996年生、母エンペリーズゴールド）

ナスノセイリュウ（1996年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリスタルグリツターズ（当時16歳）と交配したエンペリーズゴールドが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は恵比寿興業（株）那須野牧場。戦績は、中央平地15戦1勝、中央障害2戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1999年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

10月10日、デビュー戦は柿元嘉和騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に敗れた。

10月18日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って7着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿元嘉和騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた5戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

12月20日、連闘で迎えた6戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

3歳（1999年）

5月30日、約5か月半の休み明けで迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は柿元嘉和騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柿元嘉和騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

7月3日、連闘で迎えた10戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

7月20日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のハマナス賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた12戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた13戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出したが、5着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のアイラインシチーをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

10月9日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柿元嘉和騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

10月16日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

4歳（2000年）

5月28日、約7か月半の休養明けで迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月24日、中3週で迎えた18戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。