ハイビスカス（2002年生、母パーシャンスポット）

ハイビスカス（2002年5月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「芙蓉」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハウスバスター（当時15歳）と交配したパーシャンスポットが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地25戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の新発田城特別(500万下)。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月6日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

3歳（2005年）

1月9日、中8週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

5月1日、中4週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたアグネストレジャー決め手に屈してハナ差の2着となった。

6月11日、中2週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のメイプルサンデーに1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月17日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

10月29日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

12月25日、中7週で迎えた9戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

4歳（2006年）

2月12日、中6週で迎えた10戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

4月2日、中6週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5月6日、中4週で迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の米山特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のドリームキセキに1馬身半の差をつけて制した。

7月23日、中8週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた14戦目は、3歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

9月2日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメジロボンズを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

10月8日、中4週で迎えた16戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の錦秋特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の相模湖特別（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は中舘英二騎手（4戦2勝）。17頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

5歳（2007年）

4月29日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の高尾特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

6月3日、中4週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月8日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の文月特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

8月4日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の立待岬特別（函館芝1200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

10月13日、中9週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（5戦2勝）。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

11月3日、中2週で迎えた24戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の国立特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた25戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のセレブレイション賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず13着に終わった。