ディックカントウ（2013年生、母ジョウノベネチア）

ディックカントウ（2013年2月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時15歳）と交配したジョウノベネチアが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム（株）。戦績は、地方16戦2勝2着3回。2016年のあやめ賞(牝地方重賞)に勝利した他、2015年の寒菊賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

斉藤正弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2015年）

7月1日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は484kg。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って4着に敗れた。

7月21日、中2週で迎えた2戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、エムオータイカンに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

9月16日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したセクシーセディーを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

9月30日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、リードを2馬身以上確保して、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のインフィニティを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

11月5日、中2週で迎えた9戦目は、2歳（門別ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月13日、中4週で迎えた10戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の寒菊賞（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったイチダイに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3歳（2016年）

1月2日、中2週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の金杯（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

4月3日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のあやめ賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のサプライズハッピーに4馬身の差をつけて制した。

4月24日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の日高賞（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

7月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

8月7日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

9月17日、中5週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞のイーハトーブマイル（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。