クニサキロンチー（2007年生、母ヘルシーベル）

クニサキロンチー（2007年2月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋龍姫（中国語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトーヨーヒリュウ（当時5歳）と交配したヘルシーベルが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地12戦0勝2着1回、地方6戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上C2。

経歴

デビュー前

梅田康雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

6月28日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は458kg。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい16着に終わった。

8月2日、中4週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

8月16日、中1週で迎えた3戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して9番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して9番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた6戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

3歳（2010年）

5月15日、約7か月の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

7月4日、中6週で迎えた8戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

7月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた10戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したハバタクテーラーにクビ差届かず2着となった。

8月28日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月19日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。17頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

4歳（2011年）

4月7日、約6か月半の休み明けで迎えた13戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ベストカップルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月27日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、ファントムガイに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月12日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一気に末脚を伸ばして、最後は2着のシルクマウンテンに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月31日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はサクラサクセスと並んで2着同着となった。

7月5日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。