パドドゥ（2011年生、母ローランジニー）

パドドゥ（2011年5月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「２人で踊ること（バレエ用語）」。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時7歳）と交配したローランジニーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）元道牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方30戦5勝2着1回。2013年の秋風ジュニアに勝利した他、2013年のライデンリーダー記念(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、元道牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、元道牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

笹野博司厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2013年）

6月28日、デビュー戦は尾島徹騎手を鞍上に据えて、2歳（笠松ダート800m 曇/稍重）に出走。馬体重は445kg。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンジョに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月11日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカツゲキサクラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月26日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（2戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るポアントを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

8月16日、中2週で迎えた4戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るポアントを上がり1位タイの末脚で半馬身差し切って負け知らずの4連勝を決めた。

8月30日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンの秋風ジュニア（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で尾島徹騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のマユノワンダーをクビ差振り切って土付かずの5連勝を決めた。

9月19日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳地方重賞の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で尾島徹騎手（5戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

10月9日、中2週で迎えた7戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、2歳S3の鎌倉記念（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた8戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた9戦目は、2歳戦のスポーツニッポン川崎若駒杯（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

11月21日、中0週で迎えた10戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のプリンセス特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り6着に終わった。

11月28日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

12月13日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた12戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のチャレンジ（5）（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

12月18日、連闘で迎えた13戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は尾島徹騎手（6戦5勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（7戦5勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

3歳（2014年）

1月8日、連闘で迎えた15戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、伸びてきたダイヤモンドタクト決め手に屈して半馬身差の2着となった。

1月23日、中1週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（8戦5勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

2月1日、連闘で迎えた17戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は佐藤友則騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

2月11日、中0週で迎えた18戦目は、がんばれ!笠松けいば（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（9戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

2月20日、連闘で迎えた19戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の梅桜賞（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた20戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

3月16日、連闘で迎えた21戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

4月6日、中2週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた22戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞のあやめ賞（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

4月28日、中2週で馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた23戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の日高賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

5月4日、連闘で馬体重を前走から11kg絞って迎えた24戦目は、3歳地方重賞のやまびこ賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた25戦目は、3歳地方重賞のはまなす賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた26戦目は、3歳地方重賞の岩手ダービーダイヤモンドカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

6月14日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた27戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳A（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた28戦目は、3歳地方重賞のウイナーカップ（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた29戦目は、3歳地方重賞のハヤテスプリント（盛岡ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（7戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた31戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のJBCイヤーOROパークレース（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた32戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（水沢ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。