アラビアンジョージ（2009年生、母キクノジョリー）

アラビアンジョージ（2009年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時21歳）と交配したキクノジョリーが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は南部功。戦績は、中央平地6戦0勝、地方10戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、南部功から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

8月21日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り雨/良）に出走。馬体重は438kg。17頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

11月5日、中6週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

12月10日、中4週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

3歳（2012年）

1月31日、中6週で迎えた5戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインエース特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

3月25日、中7週で迎えた6戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

5月5日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

9月14日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマルターズアゲインに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月10日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーセンボスを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

11月9日、中3週で迎えた11戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた12戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般C20（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた13戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は東川公則騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では超凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2013年）

1月23日、中5週で迎えた14戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオグリブラックを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

2月13日、中2週で迎えた15戦目は、一般C16（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた16戦目は、かさオク・サンクス賞（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。