クスコ（2007年生、母フルート）

クスコ（2007年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「インカ帝国の首都名」。毛色は栗毛。種牡馬のデザートキング（当時13歳）と交配したフルートが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河小林牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方5戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の県職加賀江沼会第30周年記念(一般B4三)。

経歴

デビュー前

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

2月13日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1300m 小雨/重）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

3月13日、中3週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

5月2日、中6週で迎えた3戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

6月13日、中5週で迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

7月31日、中6週で迎えた5戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

8月14日、中1週で迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

9月28日、中5週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた7戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマルタカテンザンに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月10日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の祝すぐる☆あやこ御結婚記念（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったデルマオクタヴィアを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

11月9日、中3週で迎えた9戦目は、一般C3二（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスーパーキャニオンに2馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

11月30日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1四（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るティアップビギンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月12日、中1週で迎えた11戦目は、県職加賀江沼会第30周年記念（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のスペシャルアリーナに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2011年）

2月13日、中8週で迎えた12戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。