オンワードホクト（1987年生、母オンワードチャンピ）

オンワードホクト（1987年5月11日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホクトボーイ（当時14歳）と交配したオンワードチャンピが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地26戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

野平好男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

12月2日、デビュー戦は加藤和宏騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず13着に終わった。

3歳（1990年）

6月3日、約6か月の休養明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

6月30日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

7月14日、中1週で迎えた4戦目は、五十嵐久騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた5戦目は、原昌久騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るローリエベエストリを次元の違う末脚で半馬身差し切って未勝利勝ちを決めた。

8月18日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で原昌久騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で原昌久騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で原昌久騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘志で渋太く粘り続けて、最後は2着のダーリングダンサーをクビ差振り切って雨中の激戦を制した。

12月15日、中8週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（4戦1勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

4歳（1991年）

1月7日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（5戦1勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（6戦1勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

2月3日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和宏騎手（7戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（東京ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和宏騎手（8戦1勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた15戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の勝浦特別（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた18戦目は、蛯名信広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

6月8日、中4週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名信広騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

7月13日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の咲花特別（新潟ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名信広騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名信広騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名信広騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るムーンアーティストを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて優勝

9月8日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で蛯名信広騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

10月27日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で蛯名信広騎手（6戦1勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

12月14日、中6週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は原昌久騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったユーワアトラスに詰め切れず、約12馬身差の2着となった。

5歳（1992年）

4月19日、約4か月の休養明けで迎えた26戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で原昌久騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。