キクノサンシャイン（1988年生、母サクラウイニング）

キクノサンシャイン（1988年3月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時9歳）と交配したサクラウイニングが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）畠山牧場。戦績は、中央平地13戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年の5歳以上900万下(牝)。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

9月16日、デビュー戦は松本達也騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 雨/不良）に出走。馬体重は446kg。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、ニホンピロアンデスに交わされて2馬身半差の2着となった。

9月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中京芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のシンホリスキーに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月20日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、タニノメッセージに半馬身交わされて2着となった。

12月1日、中5週で迎えた4戦目は、3歳500万下のさざんか賞（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松本達也騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

3歳（1991年）

1月6日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンのKBS京都紅梅賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松本達也騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で松本達也騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のレディープロスパーに3馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

2月16日、中3週で迎えた7戦目は、3歳オープンのバイオレットステークス（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で松本達也騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

3月17日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G2の報知杯4歳牝馬特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で松本達也騎手（7戦2勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

12月15日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で松本達也騎手（8戦2勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

4歳（1992年）

1月5日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で松本達也騎手（9戦2勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で松本達也騎手（10戦2勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキンザンコトブキに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月9日、中1週で迎えた12戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの淀短距離ステークス（京都芝1200m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定戦のうずしおステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松本達也騎手（11戦3勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。