ファストワン（2022年生、母トーセンファースト）

ファストワン（2022年2月12日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時17歳）と交配したトーセンファーストが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は幌村牧場。2024年のオパール特別で2着に入った他、2024年のクンツァイト特別で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小野望厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2024年）

5月1日、デビュー戦は小野楓馬騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコパノエミリアに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月11日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのカーネリアン特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エイシンマジョリカに交わされて1馬身差の2着に敗れた。

9月5日、中7週で迎えた3戦目は、2歳オープンのクンツァイト特別（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野楓馬騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヴィグラスデイズに交わされて1馬身差の2着となった。

10月29日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、2歳オープンのオパール特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野楓馬騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、ヴィグラスデイズに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

デビュー前

藤原智行厩舎（浦和）へ入厩。

6月23日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての6番ゲートからスタート。出走取消となった。

3歳（2025年）

7月21日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から27kg戻して迎えた5戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の小川町観光協会賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のディープオーキッドに3馬身の差をつけて1番人気に応えた。

9月25日、中8週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳戦のティータイムレディース（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のノーザトゥルースを3/4馬身振り切って断トツ人気に応えた。

10月28日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダノンレーニアに2馬身の差をつけて4勝目を獲得した。