フェスティバルヒル（2023年生、母ミュージアムヒル）

フェスティバルヒル（2023年1月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「祝祭の丘」。毛色は栗毛。種牡馬のサートゥルナーリア（当時7歳）と交配したミュージアムヒルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2025年のファンタジーステークス(牝G3)に勝利した他、2025年の新潟2歳ステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

四位洋文厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2025年）

6月22日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は438kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアルバンヌを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月24日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月1日、中9週で迎えた3戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のショウナンカリスをクビ差振り切って初の重賞タイトルを獲得した。