メイククラウドロア（2019年生、母メイクヒストリー）

メイククラウドロア（2019年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「観衆を沸かせる。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のマクフィ（当時12歳）と交配したメイクヒストリーが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。主な勝ち鞍は2021年の2歳。

経歴

デビュー前

川島正一厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2021年）

8月13日、デビュー戦は笹川翼騎手を鞍上に据えて、2歳戦のハイビスカスデビュー（船橋ダート1000m 小雨/重）に出走。馬体重は497kg。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のオニクダイスキマンを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

9月27日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた3戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスマイルキングオーをアタマ差振り切って2勝目を掴み取った。

10月27日、中3週で迎えた4戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

11月30日、中4週で迎えた5戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアジュディミツオー・メモリアル（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

3歳（2022年）

3月21日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の花見月特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のチューリップ特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のびわ特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

6月24日、中6週で迎えた9戦目は、3歳戦の手賀沼特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

7月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、ネメシス賞（川崎ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

7月23日、中2週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた11戦目は、ルビー2200（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本田正重騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた12戦目は、クルクマ賞（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で本田正重騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月28日、中4週で迎えた13戦目は、コスモス2200（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で本田正重騎手（7戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では電光石火の末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた14戦目は、千葉県連のみんなガンガンいこうぜ!!賞（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で本田正重騎手（8戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず3着に敗れた。

11月24日、中3週で迎えた15戦目は、埼玉県畜産会長賞（浦和ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で本田正重騎手（9戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた16戦目は、ノエル2200（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で本田正重騎手（10戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のハーリーバーリーに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2023年）

3月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、フレンドリービット特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で本田正重騎手（11戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

7月25日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、スパイラルカーブ（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で本田正重騎手（12戦1勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた19戦目は、エーデルワイス2200（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で本田正重騎手（13戦1勝）。5頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず3着に終わった。

9月27日、中7週で迎えた20戦目は、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で本田正重騎手（14戦1勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた21戦目は、やまなし甲州賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で本田正重騎手（15戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

5歳（2024年）

1月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた22戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

2024年2月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。