ウエスタンオウジャ（1991年生、母ミルクィーン）

ウエスタンオウジャ（1991年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のZiggy's Boy（当時9歳）と交配したミルクィーンが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北西牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着2回、中央障害6戦1勝2着1回、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は1993年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

境勝太郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

6月12日、デビュー戦は東信二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

6月20日、連闘で迎えた2戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったナイスセニョールに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月4日、中1週で迎えた3戦目は、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

10月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島太騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で小島太騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小島太騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小島太騎手（6戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のレイクウィンドに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3歳（1994年）

1月9日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小島太騎手（7戦1勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた10戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

3月12日、中5週で迎えた11戦目は、4歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は小島太騎手（8戦1勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた12戦目は、4歳500万下の山桜賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は高橋明騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた13戦目は、4歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小島太騎手（9戦1勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

8月6日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上500万下の越路特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小島太騎手（10戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の三国特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（11戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた16戦目は、木藤隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の里見特別（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、レモングラスに交わされて2馬身差の2着となった。

10月22日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は小島太騎手（12戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

11月13日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は木藤隆行騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月4日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小島太騎手（13戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（14戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。

4歳（1995年）

1月16日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は木藤隆行騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

3月25日、中9週で迎えた22戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 小雨）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた23戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた24戦目は、牧之瀬幸夫騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月27日、中3週で迎えた25戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったカネマコトから1馬身3/4差の2着となった。

6月11日、中1週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のオンワードメイプルに6馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

7月2日、中2週で迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

5歳（1996年）

10月10日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、藤倉寛幸騎手を鞍上に迎えて、帯広えぞまつ特別（帯広ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた29戦目は、摩周湖特別（帯広ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤倉寛幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

6歳（1997年）

4月8日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた30戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた31戦目は、明神繁正騎手を鞍上に迎えて、一般B4（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。