アサクサベンケイ（1994年生、母アサクサオドリコ）

アサクサベンケイ（1994年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールデンフェザント（当時8歳）と交配したアサクサオドリコが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は佐竹学。戦績は、中央平地4戦0勝2着1回、地方9戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年の杉並木賞(一般C5)。

経歴

デビュー前

富田一幸厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

6月15日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では弾けるように急駛したが、ダイワエベレストにクビ差交わされて2着に惜敗した。

7月2日、中1週で迎えた2戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のジュライフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月23日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で池田鉄平騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4歳（1998年）

1月31日、中6週で迎えた6戦目は、柴嵜勝騎手を鞍上に迎えて、一般C5ワ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルアンカーからアタマ差の2着に甘んじた。

2月15日、中1週で迎えた7戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C5リ（宇都宮ダート1400m 雪/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月27日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、一般C5ト（足利ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のアイコマオーに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月22日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、一般C5ロ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のアイコマオーに2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

5月6日、中1週で迎えた10戦目は、杉並木賞（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口竜一騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のヤシマテンリュウをクビ差制して勝利をモノにする

5月16日、中0週で迎えた11戦目は、一般C4（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口竜一騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のセキノユウヤケに3/4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月27日、中1週で迎えた12戦目は、一般C4（足利ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で山口竜一騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のステージファイアーに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月14日、中2週で迎えた13戦目は、一般C3（宇都宮ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山口竜一騎手（6戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。