モガミシール（1983年生、母マルゼンシル）

モガミシール（1983年4月18日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマイスワロー（当時15歳）と交配したマルゼンシルが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はマル善橋本牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着3回、地方3戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1986年のかきつばた賞(400万下)。

経歴

デビュー前

太宰義人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

1月26日、デビュー戦は4歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は510kg。鞍上は須崎昇騎手。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

2月8日、4歳新馬（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で須崎昇騎手。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

2月22日、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は福有稔騎手。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

3月9日、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川端義雄騎手。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月16日、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川端義雄騎手。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

3月29日、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川端義雄騎手。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したセイユーボーイを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月12日、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は須崎昇騎手。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、伸びてきたエイシンブレーブ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月29日、4歳未勝利（京都ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で須崎昇騎手。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったサンライズエースに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月10日、4歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタツノリマンドオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を挙げた。

6月8日、4歳400万下のかきつばた賞（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は加用正騎手。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタツノリマンドオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を物にした。

7月6日、ハンデ戦で4歳900万下のひめゆり賞（中京芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手。14頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

9月27日、ハンデ戦で4歳以上900万下の兵庫特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加用正騎手。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

4歳（1987年）

7月12日、5歳以上900万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加用正騎手。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

5歳（1988年）

5月17日、上川生産連特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡島玉一騎手。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月26日、礼文特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は高岡秀行騎手。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

6歳（1989年）

5月9日、一般C D（帯広ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高岡秀行騎手。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったベストンウインから2馬身半差の2着となった。