ノーブルワークス（2016年生、母ローズノーブル）

ノーブルワークス（2016年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「立派な仕事。大舞台での大仕事を期待して。父名、母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のワークフォース（当時9歳）と交配したローズノーブルが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の喜多方特別(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

5歳のとき、ノーザンファームから「ノーザンファーム繁殖牝馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、築紫洋によって880万円で落札された。

キャロットクラブにて総額1,000万円（2.5万×400口）で一口馬主が募集された。

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

3月2日、デビュー戦はA.シュタルケ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に敗れた。

6月9日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオウケンラブルナを凄まじい末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

10月26日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で西村淳也騎手（3戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラスの飯坂温泉特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で西村淳也騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入った。

12月1日、中1週で迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの桑名特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2020年）

5月2日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラスの喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（5戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のバカラクイーンを3/4馬身振り切って久しぶりの一戦を制した。

5月31日、中3週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

11月15日、約5か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（6戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して11番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。