ヴィルトブリーゼ（2019年生、母ピュアブリーゼ）

ヴィルトブリーゼ（2019年2月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「荒々しい風(独)。父名と母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時7歳）と交配したピュアブリーゼが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額2,800万円（7万×400口）で一口馬主が募集された。

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

3月27日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/重）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

7月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

7月17日、連闘で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2600m 雨/重）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

8月21日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のグローをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた6戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの磐梯山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

4歳（2023年）

1月14日、中7週で迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラスの帆柱山特別（小倉芝2600m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

1月29日、中1週で迎えた8戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの足立山特別（小倉芝2600m 曇/重）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

4月9日、中9週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着を確保した。

4月23日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラスの燧ヶ岳特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

8月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（4戦1勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のアドマイヤハイジをクビ差振り切って2勝目をゲットした。

11月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの三陸特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

5歳（2024年）

2月17日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

4月21日、中8週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの石和特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したジェイパームスに半馬身届かず2着となった。