リングアップ（2017年生、母マルヨパトリオット）
Ring Up
2017.05.10
リングアップ（2017年5月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「獲物を狙うハヤブサの旋回上昇（鷹狩り用語）」。毛色は栗毛。種牡馬のスマートファルコン（当時12歳）と交配したマルヨパトリオットが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は前野牧場。主な勝ち鞍は2020年の幌満峡賞(一般C4-4)。
経歴
デビュー前
1歳のとき、前野牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、梶本尚嗣によって388.8万円で落札された。
稲垣幸雄厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2019年）
12月15日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。
3歳（2020年）
2月16日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず13着に敗れた。
4月1日、中5週で迎えた3戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のナイスハルター特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。
5月23日、中6週で迎えた4戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。
6月20日、中3週で迎えた5戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。
7月9日、中2週で迎えた6戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。
7月23日、中1週で迎えた7戦目は、幌満峡賞（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のプライオリティーに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。
8月11日、中2週で迎えた8戦目は、一般C34 C41（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小野楓馬騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ラストシーンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。
8月25日、中1週で迎えた9戦目は、稚内ブランド特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野楓馬騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。
9月8日、中1週で迎えた10戦目は、北海道日高管内商工会連合会賞（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小野楓馬騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。
9月22日、中1週で迎えた11戦目は、JA門別馬舞米特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小野楓馬騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。
10月7日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-3（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で小野楓馬騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。
10月21日、中1週で迎えた13戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、ヒンナ!登別閻魔やきそば賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。
4歳（2021年）
4月8日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、一般C3八（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。
5月3日、中3週で迎えた15戦目は、一般C3六七（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は本田正重騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったアルマザッハークに詰め切れず、3馬身差の2着となった。
6月1日、中3週で迎えた16戦目は、一般C3五六（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、サンダルースに半馬身交わされて2着に敗北した。
6月23日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、一般C3二三（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。
7月17日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた18戦目は、臼井健太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。
8月10日、中2週で迎えた19戦目は、古岡勇樹騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、ヘリオシースにハナ差交わされて2着に惜敗した。
9月3日、中2週で迎えた20戦目は、一般C3二三（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で古岡勇樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて、最後は2着のセイウンミレイアに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。
5歳（2022年）
8月19日、約11か月半の休養明けで迎えた21戦目は、木間塚龍馬騎手を鞍上に迎えて、ルフラン賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。
9月30日、中5週で迎えた22戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったエンドステージに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
10月25日、中3週で迎えた23戦目は、一般C3二三（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のヒロシゲクリスタルに1馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。
11月29日、中4週で迎えた24戦目は、一般C3二三（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野畑凌騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシントーアキラをクビ差振り切って断トツの支持に応えた。
12月19日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野畑凌騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のゴッドデサフィオをアタマ差振り切って断トツ人気に応えた。
6歳（2023年）
1月18日、中3週で迎えた26戦目は、一般C3四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野畑凌騎手（4戦3勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマンハッタンロードに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
2月9日、中2週で迎えた27戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で野畑凌騎手（5戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のイナリンクローバーを半馬身振り切って怒涛の5連勝を決めた。
3月15日、中4週で迎えた28戦目は、一般C2六七（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で野畑凌騎手（6戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。
11月30日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、所蛍騎手を鞍上に迎えて、一般C3（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。
12月17日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた30戦目は、馬い!淡路すもと海苔発売記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で所蛍騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。
7歳（2024年）
1月17日、中3週で迎えた31戦目は、一般C3四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は野畑凌騎手（7戦5勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。
2月7日、中2週で迎えた32戦目は、一般C3四（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（8戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。