スイートピッコロ（1984年生、母スイートカラー）

スイートピッコロ（1984年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のダンサーズイメージ（当時19歳）と交配したスイートカラーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地7戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の5歳以上400万下(牝)。

経歴

デビュー前

田中和夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

5月30日、デビュー戦は佐藤照雄騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、メジロフェニックスに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

7月12日、中5週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤照雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

10月31日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、関口睦介騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のライトソロンに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月21日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤照雄騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた5戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

4歳（1988年）

1月31日、中6週で迎えた6戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤照雄騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

2月20日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤照雄騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線に入ると、前で粘るプリンセスボアを豪脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて2勝目を奪取した。