ムコウジマランプ（2020年生、母イタリアンフェッテ）

ムコウジマランプ（2020年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「向島の灯り」。毛色は栗毛。種牡馬のナムラタイタン（当時14歳）と交配したイタリアンフェッテが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は野坂牧場。戦績は、中央平地12戦0勝2着1回、地方3戦2勝。主な勝ち鞍は2023年の一般C2十五。

経歴

デビュー前

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

7月16日、デビュー戦は石田拓郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は484kg。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

9月2日、中6週で迎えた2戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く17着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた3戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアイアムカチマショを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月17日、中1週で迎えた4戦目は、祝・藤原吉一結婚&戸建て新築記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシュンコッチャンに9馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

11月12日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は石田拓郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

11月21日、連闘で迎えた6戦目は、マルチフェイス特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石田拓郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

4歳（2024年）

1月13日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に58kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

1月21日、連闘で迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 雨/不良）に58kgの斤量を背負って出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

2月25日、中4週で迎えた9戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。

5月4日、中9週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、5着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、勝ったランタナヒルズにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

6月23日、中2週で迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に敗れた。

9月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に敗れた。

10月20日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、5着に終わった。