ベストシンガー（2018年生、母レッドラヴィータ）

ベストシンガー（2018年2月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「一世を風靡する歌手のように活躍してほしい」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時10歳）と交配したレッドラヴィータが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、石川達絵によって3,240万円で落札された。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

10月3日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

10月24日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

3歳（2021年）

3月28日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい13着に敗れた。

5月2日、中4週で迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のヴァルキリードレスに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月27日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

10月16日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて15着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

12月5日、中4週で迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

4歳（2022年）

4月16日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

5歳（2023年）

3月12日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

2023年3月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。