スリーデビッド（2008年生、母エイシンファンシー）

スリーデビッド（2008年3月12日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のデビッドジュニア（当時6歳）と交配したエイシンファンシーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高村牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2013年のホークス杯(C2-6)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高村牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって525万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、永井商事によって1,417.5万円で落札された。

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

6月26日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 雨/重）に出走。馬体重は476kg。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

4歳（2012年）

8月19日、約24か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり6着に終わった。

12月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

5歳（2013年）

1月3日、中3週で迎えた6戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のレガシーゴールドに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

1月27日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、ホークス杯（佐賀ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のオレンジブルームをクビ差振り切って2勝目を奪取した。