オーサムゲイル（2017年生、母シーズインクルーデッド）

オーサムゲイル（2017年1月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「素晴しい疾風。疾風のように駆け抜ける短距離女王を願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時14歳）と交配したシーズインクルーデッドが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の一般C2八。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,000万円（4万×500口）で一口馬主が募集された。

高柳大輔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

12月15日、デビュー戦はO.マーフィー騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は414kg。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

3歳（2020年）

3月26日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の摩耶山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

6月27日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

8月23日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

2020年8月26日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月20日、中3週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた5戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

9月26日、連闘で馬体重を前走から15kg絞って迎えた6戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったクライナークイーンに詰め切れず、約10馬身差の2着に敗北した。

10月10日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて3着に敗れた。

10月17日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のメテオーラビアンカに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月1日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（4戦1勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

11月8日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で陶文峰騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり3着に敗れた。

11月23日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた11戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で陶文峰騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

11月30日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で陶文峰騎手（7戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

12月7日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で陶文峰騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

12月29日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で陶文峰騎手（9戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

4歳（2021年）

3月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から9kg絞って迎えた15戦目は、関本玲花騎手を鞍上に迎えて、じぇじぇじぇ太古浪漫のまち久慈（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた16戦目は、一般C1八（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（10戦1勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

4月20日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は関本玲花騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったトーセンオパールに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

4月27日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本玲花騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は陶文峰騎手（11戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

2021年5月11日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。