ヤマタケプリンセス（2005年生、母トップアサーティン）

ヤマタケプリンセス（2005年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋王女」。毛色は鹿毛。種牡馬のコロナドズクエスト（当時10歳）と交配したトップアサーティンが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）出口牧場。戦績は、中央平地7戦1勝、地方23戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、出口牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

畠山重則厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

3月8日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のオンザサニーサイドに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月26日、中4週で迎えた3戦目は、3歳500万下の滝桜賞（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月7日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に敗れた。

10月26日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

5歳（2010年）

2月14日、約16か月の休養明けで迎えた7戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/重）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

4月8日、中7週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、ひなげし賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

4月21日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上B1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のジョウショーリズムをクビ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

5月11日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上A2二（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中越豊光騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

5月19日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上A2二（姫路ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で中越豊光騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上A2二（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中越豊光騎手（4戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上B1（姫路ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中越豊光騎手（5戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はバテてしまい4着に敗れた。

7月6日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で中越豊光騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で中越豊光騎手（7戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず4着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で中越豊光騎手（8戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

9月15日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、コベルコ教習所杯（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で中越豊光騎手（9戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

10月5日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた18戦目は、オパール特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で中越豊光騎手（10戦1勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた19戦目は、南あわじ市淡路人形特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で中越豊光騎手（11戦1勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた20戦目は、日本盛カップ（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で中越豊光騎手（12戦1勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた21戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、田能特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は中越豊光騎手（13戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

12月15日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（14戦1勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた24戦目は、2010ファイナルステージ（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中越豊光騎手（15戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

6歳（2011年）

1月11日、中1週で迎えた25戦目は、難波場外〈毎週水・木〉発売記念（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中越豊光騎手（16戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月20日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上B2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中越豊光騎手（17戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月3日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中越豊光騎手（18戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた28戦目は、やぶつばき賞（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で中越豊光騎手（19戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上B2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で中越豊光騎手（20戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3月22日、中2週で迎えた30戦目は、おゝ浜のポン酢特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で中越豊光騎手（21戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。