タイセイヒーロー（2000年生、母カミノイナズマ）

タイセイヒーロー（2000年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋英雄」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエルハーブ（当時9歳）と交配したカミノイナズマが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は佐藤正光。戦績は、中央平地23戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

安藤正敏厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

12月1日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

12月7日、連闘で迎えた2戦目は、2歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く3着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

3歳（2003年）

1月18日、中3週で迎えた4戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

5月10日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったエミリアに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したファンドリサードにクビ差届かず2着に惜敗した。

6月15日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエリモアスリートをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

12月7日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島信二騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で川島信二騎手（5戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2004年）

1月5日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川島信二騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で川島信二騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で川島信二騎手（8戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で川島信二騎手（9戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で川島信二騎手（10戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったコンフェッションに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月27日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で川島信二騎手（11戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るシークレットボーイを鮮烈な末脚で半馬身差し切って優勝

5月1日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の中ノ岳特別（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で川島信二騎手（12戦2勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の是政特別（東京ダート2100m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は14戦連続で川島信二騎手（13戦2勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で川島信二騎手（14戦2勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

6月20日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で川島信二騎手（15戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

5歳（2005年）

2月12日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた20戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

3月12日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は川島信二騎手（16戦2勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場なく14着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた22戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

12月4日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は川島信二騎手（17戦2勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず14着に終わった。