プリティカウガール（2003年生、母Dreams of Success）

プリティカウガール（2003年1月20日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「かわいい女性カウボーイ。父名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のGone West（当時19歳）と交配したDreams of Successが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地9戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

10歳のとき、社台ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

12月4日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。馬体重は512kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、テンエイヤシャオーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

12月25日、中2週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

3歳（2006年）

1月15日、中2週で迎えた3戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、レッドバースピンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月11日、中3週で迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のテイエムポラリスに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月11日、中3週で迎えた5戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

8月5日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月20日、中1週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

9月23日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず16着に敗れた。

12月23日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい13着に敗れた。