ドンインザムード（2022年生、母ハギノウィッシュ）

ドンインザムード（2022年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+曲名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジアエクスプレス（当時11歳）と交配したハギノウィッシュが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松本信行。2025年のレパードステークス(G3)に勝利した他、2025年のヒヤシンスステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松本信行から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、によって円で落札された。

今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

10月12日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のデルマサクラサクに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月3日、中2週で迎えた2戦目は、2歳1勝クラスのもちの木賞（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

3歳（2025年）

1月6日、中8週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のゴールデンクラウドをハナ差振り切って2勝目を奪取した。

2月23日、中6週で迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入り込んだ。

6月22日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

8月10日、中6週で迎えた6戦目は、3歳G3のレパードステークス（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（4戦2勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のルヴァンユニベールを半馬身振り切って重賞初挑戦初制覇を果たした。

10月8日、中7週で迎えた7戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートクラシック（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（5戦3勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。