クインビスティー（2006年生、母ダッドマイクイン）

クインビスティー（2006年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「女王＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のスターリングローズ（当時9歳）と交配したダッドマイクインが18歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村上欽哉牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方12戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の一般C2三四。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

6月29日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は432kg。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

9月6日、中9週で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

3歳（2009年）

1月24日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

2月15日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

2月21日、連闘で迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

4月5日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5月10日、中4週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

6月13日、中4週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

6月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月23日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（4戦0勝）。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。15着に終わった。

10月23日、中8週で馬体重を前走からさらに17kg増やして迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2-13 14（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて楽々と抜け出し、最後は2着のコアレスジェスターに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月2日、中0週で迎えた13戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエムオーイーグルに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

11月30日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2三四（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

4歳（2010年）

1月18日、中6週で迎えた15戦目は、一般C2三四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアタゴヘイローを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

4月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、ハンデ戦の一般C1八 C2三（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた17戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた18戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、緑風特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた19戦目は、江戸川区特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（6戦2勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた20戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のジューンブライド特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

7月29日、中4週で迎えた21戦目は、へびつかい座特別（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（7戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた22戦目は、いるか座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は千田洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた23戦目は、やぎ座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田洋騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。