アイムポッシブル（2017年生、母シーズインポッシブル）

アイムポッシブル（2017年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「私は可能である。大女優の名言より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴァーミリアン（当時15歳）と交配したシーズインポッシブルが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上2勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,800万円（45万×40口）で一口馬主が募集された。

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

7月14日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は456kg。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

9月22日、中9週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

3歳（2020年）

2月1日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、S.フォーリー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた4戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

5月2日、中9週で迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

8月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップラズベリー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカヴァートに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月10日、中8週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したマルモマリアを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

10月25日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したケイアイピハに半馬身届かず2着に敗北した。

12月5日、中5週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西村淳也騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のレッドブロンクスに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2021年）

1月31日、中5週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は団野大成騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメイショウマサヒメを半馬身振り切って3勝目を収める

3月13日、中5週で迎えた13戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの中京スポーツ杯（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、逃げるイッツクールを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月9日、中7週で迎えた14戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの三条ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

6月6日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上3勝クラスの麦秋ステークス（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は西村淳也騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

9月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの桶狭間ステークス（中京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

5歳（2022年）

3月12日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの中京スポーツ杯（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

2022年3月18日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。